Gentoo を選ぶべき用途

Planet Gentoo にも配信されている記事 http://dberkholz.com/2015/01/13/gentoo-needs-focus-to-stay-relevant/ に、Gentoo の存在意義、つまり Gentoo を選ぶにふさわしい用途のことが簡潔にまとめられている。

  • ソフトウェアを製作するためのマシン
  • 組込み用などのための極度の最適化
  • GNU/Linux 等の学習用

あまりに簡潔で、何も云うことが無い(笑)。

ソフトウェアを自らビルドしなければならない用途では、 出来合いのバイナリでは無く最初からシステムをビルドする前提の Gentoo は、 必要な environment を自ずと組める。 Debian や Fedora では、まず手始めに apt-get install build-ettentials しろとか云われるから笑い草だ。そのうえに、 yum install なんたら-dev とかするわけで、なにせ、ランタイムのようなライブラリ以外はデフォルトでは入っていない。 リポジトリに入っていないものも多い。Gentoo は公式でも対応幅が広いうえ、無ければ ebuild を書いたら同じパッケージマネージャで管理しうる。

Gentoo は、そもそものカーネルからコンフィギュアする前提だ。 まあ、解らなければ、genkernel や、インストレーションディスクからコピーという逃げも可能だけれども。 カーネルを一からビルドするから、ハードウェアに合わせてスマート化しうる。 Ubuntu みたいな(モジュールを合わせて)肥大なカーネルを押し付けられることは無い。

OSの学習用として観たときには、LFS (Linux from Scratch) というそもそもディストリビューションではない手順書が最も深いのだが、作業が煩雑な上に(もう幾つも寝るほど時間がかかる)、パッケージマネージャが無いので自らノートでも録って管理する必要がある。 Gentoo の ebuild は結局はインストール作業を書いてあるシェルスクリプトであるから、 emerge するだけならば簡単だが、探究すれば奥が深い。

「源ノ角ゴシック」と称するフォントなど

wjn-overlay の色々を更新している。

今更ながら言っておくと、overlay というのは、GNU/Linux のメタディストリビューションで ある Gentoo 向けの、上書きリポジトリだ。上書きするから overlay と謂う。

西暦の昨年末には、 LXDE の最新版をインストールするための ebuild も書いて git push した。

西暦の年末年始は、 Gentoo Wiki の日本語(と称する何か)への訳も進めた。 Gentoo Wikiでは、最近には、ハンドブックの移植も行われたので、訳文の書き直しで、これがまた大層な分量がある。 MIPSだのAlphaだの、一般に入手困難なアーキテクチャについてのページもある(私も、そんなのを操作したことはない)。 これらの訳に関しては、随分と迎合してあげた手緩い俗語訳にしてある。世間の皆さんの「日本語」(と称する何か)は酷いもの(言語ではない符丁)なので、 文献の性質上でそれに合わせてあげざるをえず、結局は意味の解らないことを自ら書かねばならない、そういう苦行を強いている。 私自身が書籍を書くならば、こんな酷い符丁は書かない。


さて、先日から media-fonts カテゴリも例外ではなく更新している。

現在あるフォントは、

  • aoyagikohzan
  • aoyagisoseki
  • circle-mplus
  • genju-gothic
  • genshin-gothic
  • k-font
  • konatu
  • mgenplus
  • migu-vbd
  • noto-en
  • noto-sans-cjk-jp
  • pixel-mplus
  • rounded-mgenplus
  • rounded-mplus
  • source-hans-sans
  • source-hans-sans-jp
  • yasashisa-antique
  • yasashisa-gothic
  • yoz-mobomoga
  • yozeng
  • yozfont
  • yozfontkm

rounded-mplus はバージョンアップしていたので対応しておいた。

今回に新規に入れたもののうち、Noto Fonts とは Google 製の全世界言語を網羅すべく野望をもったフォントファミリだ。

Source Hans Sans とは、日本語(と称する何か)名で「源ノ角ゴシック」(という意味不明の自称)で知られているアレである。

フォントの名称には酷いものが多いが、Source Hans Sans という名称は特に酷い。憶えられないし、意味が判らない。 俗に謂うCJKのフォントで、中華語と漢語と、日本と称する何かの語とで、名称が異なる。 ついでに言えば、資本主義中華と人民中華でもまた、文字が異なる。 大革命された何かの文字はまあ、アレだ。 ちなみに日本人と称する何かの皆さんは、漢語と和語の区別が付かないのが大勢なので、 漢語に洗脳されながら自己を喪失し、人語を話さない。

とにかくしかも、Noto も SHS も、言語コードのはずなのに、JA ではなく JP と自称している。 おかしい。

このようにいろいろおかしいが、この SHS を改変した「源真ゴシック」「源柔ゴシック」と、M+ と混ぜた Mgen+、Rounded Mgen+ がよいと思われる。

ところで、大切なことなので言っておくけれど、 フォントを入れるほどに、フォントキャッシュの生成の負荷が格段に大きくなる。 例えば、不用なのに多言語を入れると、意義無くデータ量が増えてしまう。 (いくら Noto の多言語ぶりに興奮したからといっても、Google から全ファイルを入手して全てインストールするということは、不要ならば避けよう。) 例えば、試すのはいいにしても、不用なのに入れっぱなしにしていると、キャッシュが肥大になり差し支える。 フォントのデータサイズは意外な程大きいので、不用のものは /usr/share/fonts (及び ${HOME}/.fonts )から外しておいたほうが良い。

glamor は、intel上ではまだバグっている

最近に xorg がメジャーアップグレードしたのは知っていると思う。

3D演算機能を2Dレンダリングに流用する glamor 向けにもオプティマイズされて、 2Dが速くなった。

だが、intel GPU向けのはまだ、バグっている。

Archで試すと、glamor 爆速なのは判ったけれど、 Caja (MATEのファイルマネージャ)を起動した瞬間に segfault する。

Gentoo では、DMすら起動しない。

早く直してほしいものだ。

そういえば、カーネルビルド関連では、gcc のバグを Linux のトーヴァルヅ氏自身が発見し報告し、 先日のカーネルアップデートで応急の対策が施された。

segfault ついでに思い出したわけだけど、 しかしgccにバグがあったら、ビルドしたものは、 不可解に、唐突に意味不明の止まり方をすることになるよね。 再現性が中途半端なままだとバグが見つからないのじゃないかしらん。

gccはデカいので、精査するのが困難だ。 llvmもだけどね。 しかしgccは歴史が永いから、何あるかわかんない。

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